これからマイホームの購入を検討中の方であれば、「長期優良住宅認定制度」という制度について耳にしたことがある方が多いと思います。
その一方で、実際どのような制度内容なのかについてはあまり知られていないのではないでしょうか。
そこで今回は「長期優良住宅認定制度」に注目し、制度の紹介や認定された場合のメリットとデメリットについてご紹介したいと思います。
マイホームにおける「長期優良住宅認定制度」とは
住宅が一定の基準を満たしていると判断された場合に長期優良住宅として認定を受けられる制度が、「長期優良住宅認定制度」です。
長期優良住宅とは、「長期にわたり良好な状態で使用するための措置がその構造及び設備について講じられた優良な住宅」のことで、認定基準には次のような項目が挙げられます。
●長期に使用するための構造及び設備を有していること
●居住環境等への配慮をおこなっていること
●一定面積以上の住戸面積を有していること
●維持保全の期間、方法を定めていること
具体的には、住宅のバリアフリー性や耐震性、劣化対策や省エネルギー性などに関して一定の基準が設けられています。
マイホームが「長期優良住宅認定」を取得した場合のメリットとデメリット
マイホームが長期優良住宅認定制度によって長期優良住宅の認定を取得した場合、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
長期優良住宅認定制度のメリット
●住宅ローン控除の控除額が増える
●税金が優遇される(登録免許税・不動産取得税・固定資産税)
●住宅ローンの金利優遇
●既存住宅を長期優良住宅にする場合は補助金が出る
長期優良住宅であれば、おもに控除や税金面で優遇を受けることができます。
また、フラット35など特定の住宅ローンにおいて長期優良住宅の場合は金利の引き下げなどの優遇もあり、中古住宅においては「長期優良住宅化リフォーム推進事業」によってリフォームに補助金が出る場合もあります。
長期優良住宅認定制度のデメリット
そして、長期優良住宅認定を受けることによるデメリットもあります。
長期優良住宅の認定を受けるためには、申請に関する手続きや技術審査、認定手数料などさまざまな手間や費用がかかるのです。
また、認定された後は定期的な住宅の維持保全のための点検やそれらの記録などをしなければなりません。
それらに伴う手間や費用も多少かかることを念頭においておく必要があります。
まとめ
マイホームの「長期優良住宅認定制度」について、制度の内容やメリットとデメリットについてご紹介しました。
今後マイホームに長い期間住み続ける予定の場合は、この制度を有効に活用できるでしょう。
ただし、今は一般住宅の性能も向上しています。
長期優良住宅の認定を受けるには費用や手間も必要になるため、自分たちがあとどれくらい住むのかなど長期的な視点で見て、制度を利用するかどうか考えると良いでしょう。
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