家を建てた時、リフォームを行った時、家や契約内容に不具合が有ったり、
近隣関係のトラブルが発生してしまった時はどうしますか?
こういったトラブルを支援する公益法人「住宅紛争処理支援センター」をご存知でしょうか。
主に住宅紛争に関する情報や資料の収集・請負契約や
売買契約に関する相談・紛争処理に必要な費用の助成を行っています。
この住宅紛争処理支援センターへの相談件数が年々増加しております。
制度創設の2000年度に持ち込まれた新規相談件数は5000件未満でしたが、
2021年度では35,000件を超えました。
相談内容は性能評価住宅や瑕疵担保責任保障付き住宅についての相談や、
リフォームチェックサービス事業者からの見積に関する相談。
また、住宅のトラブルにかんする相談も請け負っています。
不具合に関する相談の上位は「ひび割れ」20.8%、雨漏り「14.6%」、
性能不足(部材・機器性能が満たしていない)「11.6%」等となっています。
また当制度への相談は消費者はもちろん、事業者側も申請する事が出来ます。
実際の紛争処理の実施状況は上記の様なトラブルの消費者側の申請が約9割、事業者側からの申し立ては約1割程度になり、こちらは工事の残代金の未払いや瑕疵の不存在確認を求める相談が主になります。
当事者間では冷静な対応が難しい場合もあるので
同センターは申請のあった内容に対して公正・中立な立場で調査を行います。
専門知識のある第三者が間に入る事によって、解決に至るケースもあります。
住宅瑕疵担保履行方が今年の10月に改正され、対象が拡大されました。
対象が「住宅瑕疵担保責任保険(1号保険)が付された住宅」から、
「同保険(2号保険)が付された住宅」も新たに対象となりました。
トラブルが発生してしまった際は解決に向けて、ぜひ積極的に利用を検討してみてはいかがでしょうか。
弊社、ダンデ・ライズでは一戸建てや土地などの不動産に関する情報を豊富に取り扱っております。
物件購入でお悩みの方はお気軽にご相談ください。